侍道オンラインについていろいろなものを記録した
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続いて紹介する「Dante's Inferno」は,2008年12月に突然制作が発表された(関連記事)謎のタイトル。その後はあまり動きがなく,ティザームービーが一本公開された程度。というわけで,実際に動いているゲームシーンがメディアに向けて公開されたのはこれがほぼ初めてとなる。対応機種はPCのほか,Xbox 360とPLAYSTATION 3だったが,4月27日の記事にもあるように,その後,PSP版の発売も決定している。
イタリアの詩人,ダンテ?アリギエーリが14世紀頃に発表した長編叙事詩,「神曲」のうちとくに「地獄篇」は,後代の文学作品だけでなく,絵画や音楽など現代までのさまざまなメディアに影響を与えてきた,と述べるのはカンファレンスで本作の紹介を担当したExective Producer,Jonathan Night氏だ。 Dante's Infernoは,そんな地獄篇をゲームの世界に初めて再現にしたものとなり,プレイヤーはダンテとして地獄に赴き,さまざまなモンスターを相手に戦うのだ……って,おい! ダンテが武器を振るって地獄の亡者相手に派手な立ち回りを演じるのは,割と意表を突いた展開だが,ゲーム化にあたっては,さすがにいろいろなアレンジが加えられているとのこと。 9層に分かれ,全体として漏斗状になった地獄のディテールは地獄篇の記述だけでなく,神曲をテーマにしたボッティチェリの絵画などをベースに精密に作られており,最愛の恋人ベアトリーチェを助け出すために,プレイヤーはダンテの描く地獄をめぐることになる。原作に出てきたローマの詩人,ウェルギリウスがときどきヒントをくれたりなど,地獄篇を読んだことのある人は,忠実にビジュアル化された地獄の様子を楽しんだり,あるいは原作との違いにビックリしたりできるだろう。それにしても,ダンテ逞しすぎ。 会場でプレイできたのは,三途の川(アケローン川)を渡って地獄に突入するシーンだ。地獄篇でいえば比較的最初の場面になるが,冥府の渡し守であるカロンを倒して強引に突入するのだから,今回のダンテはかなり荒っぽい。本作は三人称視点のアクションゲームで,飛び道具ではなく斬り合いが主体となる。各シーンのカメラ位置は固定で,周囲を見回すことはできなかったが,このあたりは今後変更される予定とのこと。なんにせよ,2010年の発売なので,これからまだまだ変わっていくはずだ。 敵の背後に回って,大鎌で首を切り飛ばすのがダンテの必殺技で,ゴア表現はなかなかのもの。ちなみに開発を担当しているのは,「Dead Space」を作ったEA Redwood Shores Studioで,Dead Spaceと同様,コミックスやアニメなどへの展開も視野に入れているという。 Dead Spaceに続いて再び新たなIPへ挑戦するわけだが,この地獄篇が成功したら次は「天国篇」で,天使を相手に大鎌を振るうわけは……ないか。ないな。 何人かの敵を倒したあと,ダンテはモンスターにまたがって,そそり立つ壁を登っていく。本作に登場する巨大モンスターのいくつかは,別の小さいモンスターによって操縦されており,操縦者を倒せばでっかいほうを乗り回すことが可能になるのだ。 かくして,ダンテは最愛のベアトリーチェの姿を追って地獄の最深部に向かうことになるのだ。個性的すぎるロケーションとキャラクター,そして他に例を見ないような地獄やモンスターのデザインなど,今後のブラッシュアップ次第で,Dead Spaceに並ぶヒット作になる可能性は高いだろう。こちらもまた,6月のE3でさらに詳しい紹介が行われる予定である。 この文章はにhttp://www.4gamer.net/games/016/G001607/20090512024/公開されたもの。 PR
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